自殺に対する偏見や理不尽な損害賠償請求から遺族や未遂者を守ろうと専門家や遺族が3日、国に「2次被害者保護法」の制定を求めて全国で署名活動を始める。3日は東京都内でシンポジウムも開き、遺族らの置かれた状況を訴えて協力を呼び掛ける。
活動を進めているのは、全国自死遺族連絡会の世話人で、仙台市の自助グループ「藍の会」代表の田中幸子さん(61)や、精神科医で聖学院大学大学院(埼玉県上尾市)の平山正実教授(71)ら。
(1)医療施設や公的機関での遺族、未遂者への人権配慮(2)遺族らへの不当請求の禁止(3)一元的な支援窓口の設置−−などを柱とする保護法の制定を求め、11年3月までに15万人分の署名を目指す。
シンポジウムは3日午後1時半、東京都港区赤坂1の日本財団ビルで。参加無料。問い合わせは田中さん(090・5835・0017)。【百武信幸】
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